Excel(エクセル)で日付を入力すると、自動的に追加される年。
例えば、”10/15” と入力すると、”2024/10/15” と表示されたり、”10月15日” と表示されたりします。
今回はエクセルの日付について、書式設定で表示を変更させる方法と、文字列に変更した日付をカレンダーに適用させる方法をお伝えします!
Excelの日付表示
Excelではそれぞれのセルに書式が設定されています。その書式によって表示される形式が決定します。
新規でファイルを開いた時の標準の書式では、
10/15 と入力すると 10月15日 と表示されます。
その表示を 10/15 のままにしたい場合は、セルの書式設定を変更します。
- 表示を変更したいセルで右クリック
- 「セルの書式設定」を選択
- 「表示形式」タブを選択
- 「日付」を選択
- 表示したい形式を選択
(サンプルで実際の表示が確認できます)
このように、希望の表示に変更することができます。
また、カレンダーの種類を和暦に変更すれば、和暦表示も可能です。
英語表記にすることも可能ですし、曜日を追加することも、曜日のみを表示することもできます。
ユーザー定義で使える、日付の表示についてまとめてみましょう。
「ユーザー定義」に入力する文字 | セルに実際に表示される表示 |
yyyy/m/d(aaa) | 2024/10/15(火) |
yyyy年m月d年(aaa) | 2024年10月15日(火) |
aaaa | 火曜日 |
#年 | 2024年 |
#月 | 10月 |
mmm | Oct |
mmm-yy | Oct-24 |
ddd | Tue |
dddd | Tuesday |
[$-ja-JP-x-gannen]ggg | 令和 |
書式設定しても、セルの中身はそのまま
エクセルで ”10/15” と入力すると、セルの中身は ”2024/10/15” となります。
これは書式設定を変更しても同じで、中身は変わらず ”2024/10/15” のままです。
データそのものを変えたい場合は「文字列」にする
ここで、例えば分数として表示したい場合や、そのまま文字として ”10/15” と表示させてい場合は、セルの書式設定で「文字列」を選択することで、セルの中身も ”10/15” とすることができます。
また、「’」を入力文字の前に入力すると、以降を文字として扱え!となります。(「’10/15」と入力するということ)書式設定を「文字列」とすることと同じ設定です。
カレンダーに誕生日を自動で表示したい
自動で祝日が表示されるカレンダーは前回作ったので、まだの方はコチラの記事をご覧ください。
【Excel】祝日も自動で表示するカレンダーを1から作る!(画像付きガイド) – いのこblog
この祝日を表示するカレンダーに、誕生日を入力したいと思ったのですが、日付を入力すると年(2024)が自動でついてしまい、さらにカレンダーに表示させようとすると、年月日が一致しないと表示できません。そこで、日付を文字列として入力し、カレンダーに表示させる方法を調べてまとめました。
日付を文字列で表示して、カレンダーに表示する方法
まずはカレンダーを作ります。作り方は簡単です。
【カレンダー作成手順】
- セルに年(A1)と月(B1)、曜日(A2~G2)を入力しカレンダーをレイアウトする
- 数式を入力して、で日付が自動で表示されるようにする
- 書式設定で”日にち”のみが表示されるようにする
- 対象月以外を条件付き書式でグレーにする
- 体裁を整える
※【Excel】年と月を入力するだけで、自動に生成されるカレンダーの作り方!(画像付きガイド) – いのこblog
新しくタブを追加して、予定を入力します。※カレンダーと同じシートでも作成可能です。
左のセルに日付、隣のセルに予定と入力し、両方の列の書式を「文字列」に変更します。
それぞれの列に日付と予定(誕生日)を入力します。(ここで日付には “10/15” という形式で入力してください)
日付列と予定列を選択し、数式タブから「名前の管理」を選択します。
「新規作成」を選択し、名前を付けます。(名前はなんでもいいのですが、分かりやすい名前にしましょう。今回は ”予定” とします。)名前を付けたら閉じます。
最後に、カレンダーの予定を入力したいセル(一番左上の日付の下)に、下記の数式を入力してください。それをコピペしたら完成です。
=IFERROR(VLOOKUP(MONTH(A4)&"/"&DAY(A4),予定,2,FALSE),"")
数式の説明をすると、
VLOOKUP(MONTH(A4)&”/”&DAY(A4),予定,2,FALSE)は
MONTH(A4)&”/”&DAY(A4)が、「予定」と名前を付けたデータの中にあるか完全一致(FALSE)で検索し、見つけたらその2列目(隣)の値を返します。
A4のセルの中身は、2024/9/29(日付データ)が入っています。
予定データの中身は文字列(例:10/15)なので、A4の中身も同じ形式に変更する必要があります。
MONTH(A4)&”/”&DAY(A4)は、2024/9/29を9/29という文字列に変更する為の数式です。
そして、値が見つからない場合に「#N/A」と表示されてしまうので、
IFERROEを付けて、エラーだったらセルに何も入力しない(””)を付けています。
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