こんにちは。あのこです。
一生、トイレが近くなってしまう病気にかかりました。
命に別条があるわけではありませんが、身体に様々な不調が起こり、喉が渇き、トイレが近くなり、生理が止まりました。
この記事は、同じ症状で悩んでいる方に情報共有したいと思い、作成した記事です。
前回は、総合病院に行った時の話をさせていただきました。
そして、病名が判明し、不調の原因が解明されたのもつかの間、すぐさま入院を勧められます。
今回は、その入院の話を書きたいと思います。
総合病院で検査入院
前回のMRI検査でわかった、あのこの病名は、
『中枢性尿崩症』
簡単に言うと、尿量を調整するホルモンに異常が出て多飲多尿になる病気です。
あのこの場合は脳の中に何かが入った袋ができて、それが周りの下垂体という器官を圧迫している影響で、ホルモンの分泌に異常をきたし、様々な身体の不調を起こしていました。
この脳の中の袋、後にわかりますが『ラトケ嚢胞』というものでした。下垂体自体が膨らんでいれば投薬治療ができたようですが、そうではないので手術となります。
先生から、
「確定診断するために検査入院してください」
と言われてしまい、翌々週から入院することになりました。
入院準備
不調が身体に現れてからちょうど1年ほど。
ついに入院することになりました。
5年くらい前に親知らずを抜くために1泊2日の入院をしましたが、いわゆる「病人」としての入院は初めてです。
期間は1週間の予定、事前にいろいろ調べて、入院に便利そうなグッズを準備しました。
※それに関しては、また別の記事で紹介したいと思います!
今回の入院目的は、私が『中枢性尿崩症』であるという確定診断をしてもらうことです。
以降では、お手洗いの話が出てくるので、苦手な方はお戻りくださいね。
入院中の検査内容
『中枢性尿崩症』の症状ですが、病状としては尿量の増加、飲水量の増加があります。
詳しく話を聞いていくと、手の乾燥もあるようで、確かにあのこの手はかなり乾燥して粉を吹くくらいでした。
飲水量・尿量の検査
症状のレベル確認のために、毎日の飲水量と尿量をチェックすることになりました。
病院によってやり方は異なると思いますが、あのこは毎回トイレに行くたびによくある尿検査のコップの3倍くらいのサイズの紙コップで、自分の尿量を図って記録していました。
そしてもちろん飲水量も記録します。
両方とも、量とともに時間も記録します。毎日少なくとも4リットルは飲んでるなーと思ってはいましたが、図ってみると平均で6リットルくらいでした。
出してる量も大体同じくらいです。
もっと重症な方は、1日10リットルほど飲まれるようなので、ありがたいことに尿量はそんなにひどくなかったみたいです。
尿量がひどくないと言っても、家族から見ると異常でした。
1~2時間に1回はトイレに行っていましたし、
夜中もトイレに3回くらい行くので、熟睡できず、常に寝不足状態のようでした。
血液検査
コルチゾール(ホルモン)が低下している問題もあったので、採血も頻繁にありました。
24時間の間できっちり8時間空けて3回採血したり、30分安静にした状態で採血する「安静採血」も何度かありました。
夜中寝ている間に起こされて採血することもあったのですが、病棟の看護師さんたちはみんな採血が上手で一発で採ってくれるのでありがたかったです。
ちなみに私は血管が細くて、健康診断ではいつも採血に時間がかかるタイプです。何度も刺し直しされたり時には手首の血管で採られることもありました。(痛いんですよね、手首)
眼科受診
そして脳にある腫瘍(しゅよう-身体の一部の組織や細胞が、病的に増殖したもの)の関係で視神経が曲がっていたので、入院中に眼科も受診しました。
視神経は視野狭窄(しやきょうさく-目の見える範囲が狭くなっている状態)が起きてないのがおかしいくらい曲がってたようですが、幸いなことに通常視野でした!
一安心です。
血糖測定
入院中地味につらかったのは血糖測定です。内科病棟だったので、毎朝晩指先に針を刺されて血を出されました。。。
地味に痛くて、嫌でした~
高張食塩水負荷試験
でも一番つらかったのは最後の検査です。
生理食塩水を2時間くらい体の中に流し続けて、その間に何度か採血されてホルモンの数値を調べる検査でした。
これがかなり痛くて、とにかく生理食塩水が入ってくる腕が熱くて痛くて大変でした。
さらにこの時だけ研修医っぽい先生が点滴のルート確保してくれたのですが、なかなかに時間がかかり…それも辛かったです。(わたしの血管が探しにくいせいですみませんでした!)
そして最後に、かなり痛い謎の注射をして終了でした。(この注射に関しても説明受けましたが、今でも検査の一環だったということ以外よくわかってないです。インフルエンザの予防接種みたいな注射で痛さはインフルの5倍くらいでした。)
ちなみにこの確定診断を出すための検査ですが、もう一つの方法として何時間も水分摂取を制限してデータを取る、というものがあるそうです。
こんなに喉が乾くのに水分制限なんて無理でしょ?と先生が配慮してくれて点滴の検査になりました。
なのでものすごく痛かったですが、こちらの検査で本当によかったなと思ってます。それくらい、強い強い喉の渇きを感じていました。
検査結果を受け、ついに手術へ
全ての検査が終了し、ついに『中枢性尿崩症』の確定診断がでました!
症状的には中等症ということで、難病の申請をすることになりました。
そして次回は、手術入院編です!