Excel(エクセル)のカメラツールってご存知ですか?
いのこも最近知ったのですが、
範囲内の視覚データ(文字、書式、画像全て)をコピーして、画像として貼り付ける
のがエクセルのカメラ機能です。しかも、何がすごいって、
元のデータを修正すると、貼り付けた先のデータの内容も連動して変更される
画期的な機能なんです!
使い方も簡単なので、覚えておいて損はありません!
パート主婦いのこが、画像データが自動反映される【カメラツール】について、わかりやすく画像付きで解説していきます。
カメラツール
まずはカメラツールについて。
カメラツールは、クイックアクセスツールバー(Excelをひらいて、左上に小さく並んでるアイコンの群れ)に入るツールです。
これが、【カメラ】です。
この機能について知りたい人は、ツールバーにこんなマークがないと思うので、まずはこれを出していきます。
すでに表示されている方はココをクリック!
カメラツールの出し方
まずは、Excelを開きます。
既存のファイルでも、新しく作ったファイルでもなんでも構いません。
クイックアクセスツールバーの一番左にあるマークをクリックし、
プルダウンで表示される中から、『その他のコマンド(M)…』を選択します。
『コマンドの選択』の中の『リボンにないコマンド』を選択し、
その下のリストの中から『カメラ』を探し、『追加(A)』を押します。
これで、完了です。
カメラツールの使い方
カメラツールの使い方は超簡単!
コピーしたいセル範囲を選択し、カメラボタンを押します。
カーソルが『+』マークに変わるので、貼り付けたい場所で右クリック!
これで、自動反映されるデータの完成です。(簡単!)
カメラツールってどうなるの
カメラツールがどういったものなのかは、実際に見てみた方が早いです。
こちらで簡単に解説してみますね。
まずは元データとコピーデータを横に並べてみます。
この状態で、左の『元データ』のみ、いろいろいじってみます。
文字や図形、書式や形や色も変更します。もちろん左側のみ。
すると、右側の『コピーデータ』も、ノータイムで連動して変更されます。
選択した枠内のみ、変更が適応されているのがわかると思います。
セル範囲からはみ出た図形は、コピーデータには表示されません。
これが、『カメラツール』です。
カメラツールの適応範囲は、セル内のデータ全てです。
修正したデータが、全て自動で反映されます。
これは、別シートに移しても、別ファイルに移しても反映されます。
ただし、元データが入っているファイル名を変更したり、保存場所を変えたりすると、自動反映されなくなるため、注意が必要です。
カメラツールの注意点
ここからは、カメラツールを使う上での注意点をお伝えします。
オブジェクトが非表示設定されているとカメラは使えない
貼り付けるデータは、画像オブジェクトとなります。
よって、「オブジェクトの非表示」設定されていると、カメラツールは使えません。
カメラマークが、うす~い色になっている場合は
Ctrl(コントロールキー)+ 6(テンキー以外)
を押して、「オブジェクトの非表示」機能をOFFにしましょう。
名前を変更すると反映されなくなる場合がある
同一ファイルにコピーを貼り付ける場合は、元データのシート名やデータの位置を変更しても、コピーデータも連動して変更されますが、
別のExcelファイルにコピーを貼り付けた場合は、注意が必要です。
元データのファイルと、コピーデータのファイルを同時に開いて作業している場合は、シート名やファイル名を変更すると、コピーデータのデータ名もへんこうされ、自動反映は更新されていきます。
が、元データのみ開いて、シート名や保存セルを変更したのちに、コピーデータが格納されているファイルを開くと、連動が解除されます。
これは、コピーデータは「ファイル名・シート名・セル番号」で管理されており、そのデータが一つでも異なると正しく反映されず、古いデータのまま残る事になります。
これに気付かず、更新されていると思い込んで作業を続けないように、注意してくださいね!
まとめ
今回は、Excelのカメラ機能について紹介しました。
ただ貼り付けするのではなく、カメラ機能を使用することで、修正の手間や、変更忘れなどを防ぐことができます。
ぜひ、活用してみてください!