こんにちは。あのこです。
一生、トイレが近くなってしまう病気にかかりました。
命に別条があるわけではありませんが、身体に様々な不調が起こり、喉が渇き、トイレが近くなり、生理が止まりました。
この記事は、同じ症状で悩んでいる方に情報共有したいと思い、作成した記事です。
前回は、婦人科にかかった時の話を書きましたが、今回は総合病院に行った時の話を書きたいと思います。
総合病院受診が決まるまで
コロナ禍に原因不明の体調不良が多発しました。
『めまい、頭痛』に始まり、『身体の痛み、だるさ、喉の渇き』といった症状が増えていき、最終的には『月経が止まり』ました。
婦人科を受診したところ、『脳から分泌される”プロラクチン”というホルモンが過剰分泌されている』事が判明し、総合病院でMRI(Magnetic Resonance Imaging)を撮ることになったのです。
MRI(Magnetic Resonance Imaging)
医学で使われる画像診断の一種です。
MRIは軟部組織の観察に優れており、脳の病変、腫瘍、関節の損傷、内臓の異常などを診断するのに役立ちます。また、血管撮影にも使用され、血管の異常や狭窄なども観察できます。MRIは痛みや不快感を伴わないため、幅広い臨床状況で利用されています。
基本的に大きな病気をせず生きてきたので、総合病院でMRIなんてきいたら、ものすごく不安になってきました。
ネットで可能性のある病気を片っ端から調べたりして、結果、生死どうこうみたいな問題ではなさそうだったので一安心。
プロラクチンの過剰分泌と、お水飲み過ぎ問題は別だと思っていて、それに関してはやっぱり糖尿病を疑っていました。
この頃になると体のだるさに関しては日常的だったので、自分の中であまり気にしていませんでした。
ただの疲れだと思ってたんですよね。まあ受診することになっていたので、とりあえずその日を待ちます!
総合病院受診
有給をもらって、総合病院に行くことになりました。脳神経外科です。
初めての総合病院での受診だったのでドキドキしましたが、とりあえず症状を説明して、『ホルモンの数値確認採血』をし、『MRI』を撮りました。
この時総合病院を受診する理由になったのが、『造影剤』というものを使用してMRIを撮るからでした。
これは、点滴で体内に液体を流し込んでより鮮明に撮影するためのものらしいです。
MRI自体が初めてだったのにさらに点滴しながらということで、注射採血は苦手ではないですが思わず『痛いですか?』って聞いてしまいました。笑
「普通の点滴くらいですよー」
とのことだったので安心してMRI室に向かいます。
ここで、これから初めてMRIを受ける方にプチ情報!
MRIは、化粧をしていたり金具が付いた服を着ていては撮れません。
あのこの病院ではペラペラの浴衣を渡され、パンツ1枚でその上に浴衣を着ました。
女性の方、飾りのないスポブラやナイトブラみたいなものをつけていくといいですよ!
そしてヒートテックは、素材の関係上脱がないといけません。
冬場に受診する人は注意です!
造影剤MRI
いよいよMRIです。
造影剤の点滴は腕の関節ではなく、肘から手首の真ん中くらいのところに刺されました。
これがまあまあ痛かったんですが、問題はその後です。
点滴が開始されると身体中を液体が巡る感覚がものすごく感じられました!
これは私だけかもしれないですが、頭の先までものすごいスピードで水分が巡っていく感じでした。
音もうるさいし、変な感覚もするし、さらに点滴された腕はちょっと痛いしでつらいMRIでした…
MRI結果
結果は、翌週聞きに行くことになりました。
今回は有休ではなく、フレックス制度を使って病院に行きましたが、結果この日は出勤できませんでした。
まず脳神経外科に行き、MRIの結果を見ます。
脳の中に何かが入った袋ができて、それが周りの神経を圧迫してる。
これの影響でプロラクチンが過剰分泌され、代わりにコルチゾールというホルモンが分泌されてない。
さらに視神経を圧迫してるから、本来であれば投薬で小さくできる可能性もあったが、
手術をしなければならない。
ということでした。
難しくて何が何だかわからないといった感じでしたが、とりあえず内分泌内科にも行ってと言われそのまま内分泌内科に行きます。
ホルモンの話(身体の不調の原因)
内分泌内科では、主にホルモンの話でした。
コルチゾールというホルモンは、朝が1番値が高くて、夕方になるにつれ下がっていくもので、
夜にコルチゾールが少なくなることで眠くなるというメカニズムだそうです。
私の場合は、朝一番でもコルチゾールの分泌が少なかったので、毎日だるくて眠かったみたいです。
当時、コルチゾールの役割について調べてみた結果です。
- 糖代謝の調整: コルチゾールは、肝臓でのブドウ糖合成を促進し、脂肪細胞からの脂肪分解を増加させるなどして、血糖値を上昇させる役割を果たします。
- 免疫系の抑制: 長期間にわたるコルチゾールの分泌は、免疫系を抑制します。これにより、炎症反応が減少し、免疫応答が抑制されます。
- ストレス応答: コルチゾールは、ストレス応答にも関与しています。ストレスがかかると、副腎からコルチゾールが放出され、体がストレスに適応するのを助けます。
- 睡眠規律: コルチゾールの分泌は、体内時計と関連しており、一般的には朝に最高濃度に達し、夜間に低下します。これは、正常な睡眠規律を維持するのに役立っています。
当時、仕事がとても忙しくストレスもものすごいあったのですが、コルチゾールの分泌が少ないがために、ストレスに適応することができず、余計身体の不調が続いていたのかな、と思います。
ついに、『トイレが近くなる』問題の原因解明
さらにここでついに、水分問題判明です。
病名は『中枢性尿崩症(ちゅうすうせいにょうほうしょう)』。
脳にできた袋のせいで尿量の調節ができなくなっていたようです。
つまり私は、『水が飲みたかったわけではなくトイレに行きたかった』んですね。笑
そしてここで、この病気が一度発症すると一生治らない病気ということが判明しました…
そして、入院へ
尿崩症は薬でコントロールできる病気のようです。
『よかった!ついに水生活から解放される!』
と思ったのも束の間、
確定診断をしないといけないので、すぐにでも入院できますか?
今日、このまま入院手続きをしていってください
とのこと…
今日でさえ出勤する予定ができなくなった上、すぐに入院なんて!
と思いましたが、背に腹は変えられないので会社に連絡します。
とても忙しい時期だったのに、理解を示していつでも休んでいいと言ってくれた会社には感謝です。
そのまま入院手続きをして、その日は8:30から14:00くらいまで病院にいたと思います。
入院は、仕事の引き継ぎもあったので翌々週からすることにしました。