せともの祭りは、愛知県瀬戸市で毎年9月に行われる焼き物のお祭りです。
今年は2024年9月14日(土)と9月15日(日)に開催されます。
この日のために、瀬戸市の陶芸家さんたちは1年かけて陶器を作り、お店に並べるので、掘り出し物やお値打ち品に出会える可能性が高いです。
出店もたくさんあって、瀬戸市で一番のお祭りです。
近隣住民だからこその情報をお伝えしたいと思います!
開催場所は?
名鉄尾張瀬戸駅周辺がメインの開催地ですが、他にも、品野陶磁器センター(道の駅しなの)や赤津地区、水野地区でもやってます。
その日は至るところで陶器を販売していますので、お車の方はドライブがてら瀬戸市を一周してみるのもいいかもしれません。
せともの祭へのアクセス方法
せともの祭のメイン会場『大廉売市』は尾張瀬戸駅の目の前!
公共交通機関を利用するのがいいのでは、と思われるかもしれませんが、いのこは断然車をおすすめします!
公共交通機関をご利用の方
せともの祭の最寄りの駅は、名鉄瀬戸線の尾張瀬戸駅です。
この名鉄瀬戸線、実は名古屋駅に直結していません。
『名古屋駅』からJR中央本線で『大曽根駅』へ、そこで名鉄瀬戸線に乗り換えて『尾張瀬戸駅』です。
この、大曽根駅での乗り換えが結構あるんです。距離がある。
行きはいいかもしれませんが、帰りの大荷物を持っての移動はなかなか大変…
ただし、電車で無事尾張瀬戸駅まで到着したら改札を出るとそこはすでにせともの祭りの会場です。
改札は1つしかありませんので、迷うことなくお祭りに参加できます!(ちなみに先頭車両に乗ると改札が近いです)
お車でお越しの方(P3深川小学校駐車場がおすすめ!)
世のお祭りは公共交通機関の利用を推進しているところがほとんどですが、せともの祭は違います。
せともの祭は陶器をいっぱい買ってもらうお祭り。
陶器は重く、大荷物を持っての公共交通機関での移動は大変!
そんな人たちのために、せともの祭では、無料の駐車場がたくさん用意してあるんです。
この中で一番おすすめなのが、P3『深川小学校駐車場』です。こちらは雨天は使用できないのですが(小雨なら停めさせてくれます)、会場まで少しの坂で行けるのでおすすめ!
P2『窯神グラウンド駐車場』はとても近そうに見えるのですが、山を一つ越えた先にあります。
重い陶器をもって、急な坂を10分上るんです。遊びに行くだけならアリですが、陶器目的の方は避けた方がいいです!
ただ、どちらの駐車場も満車になる可能性が高いです。
道が狭く、満車の場合は「他に行ってください」と言われてしまうので、早めの時間に行く方がいいと思います。
いのこは去年(2023年)、13時頃にP3駐車場に行きましたが、スムーズに入れました。
15時の帰るときに見たら、満車となっていたので、入れるかどうかは運次第かと思います。
駐車場の周りを3周くらいして入れた人もいた模様。
最寄りのインターは、メイン会場目的の人は「せと赤津インター」、品野会場目的の人は「せと品野インター」がおすすめです。
「道の駅しなの」の駐車場は穴場!
『品野陶磁器センター(道の駅しなの)』の駐車場はとても広く、混雑していても多少待てば確実に駐車できます。せともの祭当日は、無料のコミュニティバスが大廉売市と品野、赤津間を巡回しているので、バスを利用して移動するのもアリ!(無料のバスは今年は運航されないようです。)
せともの祭の目的別おすすめスポット
せとものを買う・見る
せともの大廉売市
せともの(陶器)を見たい、買いたいという人は、まずは瀬戸川沿いの大廉売市に行きましょう。
当日は川沿いの国道を通行止めにして、所狭しと店が並びますので、ぐる~っと回ってみればお気に入りの陶器が必ず見つかると思います。
品野陶磁器センター
お車でお越しの方におすすめのスポットが、『品野陶磁器センター』です。
こちらは『道の駅瀬戸しなの』を併設しており、当日は駐車場一面に店舗が並びます。
普段から陶器を販売している、品野陶磁器センターの中で売られている商品も割り引かれています。
店舗数はだいぶ少ないですが、品野でしか売られない商品も売られていますし、奥の芝生広場では「ハンドメイド雑貨」や「子供向けワークショップ」も多数出店しています。
ちょっとしたお祭り感を味わいたい方、人込みが苦手な方、小さなお子さんと一緒の方はこちらのほうがおすすめです。
赤津地区
赤津地区では『赤津焼』といって、日本六古窯(にほんろっこよう)の一つに数えられる、とても素敵な陶器を造られている地区です。
大廉売市に出店されている方もいらっしゃいますが、ご自身の窯元で販売されている方もいらっしゃるので、お時間がありましたら、赤津地区を廻ってみるものおすすめです。
いのこの持っている赤津焼です。
色合いがとてもすてきなんです。
こちらは『立日窯菊陶園』さんの作品です。
おすすめの時間帯
お安い陶器をお求めの方は、2日目の15時以降にのぞいてみると、激安陶器が買えます。
ただ、これは残り物を処分したいお店がやっているので、掘り出し物ももちろんありますが、なかなか気に入った陶器に出会えないかもしれません。
お目当ての陶芸家さんがいる方は、もちろん朝一に行くべきです。いい陶器はすぐに売れてしまいますから。
同じく、いいB品(超掘り出し物)もすぐに売れてしまうので、そちら狙いの方も朝一に行きましょう!
陶器のB品は『割れている』・『欠けている』ではありません。
色が思ったより濃くでてしまった、線が1本足りなかったなど、陶芸家さんのこだわりにより、うまれる物です。
せともの祭には素敵なB品が数多く出品されています!
グルメ
せともの祭は屋台がとても多く出ていますので、食べ物に困ることは無いと思います。
深川神社や瀬戸蔵の付近には数多く出ていますし、宮前公園の瀬戸川をはさんだ反対側には、キッチンカーも出ています。
品野陶磁器センターは常設のレストランもありますし、もちろん屋台もキッチンカーも出ています。
そして、瀬戸市といえば、ここ数年で有名になったB級グルメ『瀬戸焼きそば』もおすすめです!
瀬戸焼きそばは、しょうゆだれで煮た豚肉とキャベツと蒸し麺で作る醤油ベースの焼きそばです。
この地方はきしめんも、うどんもコシの無い麺が好んで使用されるのですが、瀬戸焼きそばも負けず劣らずコシがありません。
でも、これがおいしいんですよね!
有名どころは「瀬戸焼きそば 八方招き」
尾張瀬戸駅から徒歩5分の「りえの焼きそばチントンシャン~ぱんだ家」
品野陶磁器センター内店舗の「七福堂しなの店」
このあたりのお店はどこへ行っても間違いないですね!
瀬戸市フリーWi-Fi
瀬戸市では公共施設で使用できるフリーWi-Fiを提供しています。
せともの祭の大廉売市の近くでは「尾張瀬戸駅」、「瀬戸蔵」、「文化センター」で使用できます。
しなの道の駅でも使用できます。
1回30分、一日8回まで使えます。ありがたいですよね!
こちらのサイトに詳細が載っていますので、よければ見てみてください。
今年のせともの祭も酷暑の予定!涼をとれるスポットは瀬戸蔵!
去年のせともの祭同様、今年も酷暑の予定のせともの祭。
自分でできる限りの対策をしたとしても、熱中症のリスクは確実にあります。
そこで、各所にある涼しい施設を上手に利用して、休憩をとるようにしてください。
瀬戸蔵
大廉売市のど真ん中にある施設、『瀬戸蔵 (setogura-museum.jp)』では常時せとものの販売をしている施設です。器よりも、置物などが多く販売されているイメージです。
やきものの博物館である「瀬戸蔵ミュージアム」や、瀬戸の町を一望できる「展望台」もあります。
冷房が効いている他、瀬戸市フリーWi-Fiも使え、当日は会議室を休憩所として利用できるようになっているので、休憩は是非こちらで!
瀬戸蔵の4階会議室は、今年も休憩所になっていました!
激混みですが、冷房が効いているので多少の疲れは取れると思います。
ただ、椅子に限りがあるのに、荷物を椅子に置いている方もチラホラ。
できる事なら足元に置いて、多くの人が座れるようにしてほしいですね。
パルティせと
当日は、駅のロータリーに出店が所せましと並ぶのですが、その目の前にある建物が『パルティせと (partiseto.co.jp)』。ここは、冷房が効いているので涼むことができます。
こちらでは、瀬戸市フリーWi-Fiも使えます!
注意
せともの祭りはとにかく混みます。そして暑くて、なぜか雨が降る確率が高いです。
駅前にファミリーマートがありますし屋台もたくさん出てますが、最低限の水分は持参することをお勧めします!
そして、小さなお子さんやワンちゃんと一緒の方は人込みが本当にすごいのでご注意ください。
川沿いのメイン会場は、毎年身動きが取れないくらいの人出になることが多いです。
また、尾張瀬戸駅はそんなに大きな駅じゃないのでコインロッカーなどもありません。
なるべく身軽で、キャリーカートの持参をおすすめします。
せとものは重いんですよね。
せともの祭大廉売市周辺にはきれいなトイレがたくさんあります。
特にきれいなのが、パルティー瀬戸と瀬戸蔵です。
是非活用してくださいね!
最新情報
駅前にホテルができました!
せともの祭りガチ勢におすすめです。ホテルの玄関を出たら目の前がお祭りの会場。
ただし駐車場がないので、電車で来るか、近隣のコインパーキングへ停めてくださいね。
まとめ
今回は2024年の第93回『せともの祭』についてまとめました!
今年もとにかく暑いので、体調第一で楽しんでくださいね!