条件付き書式は、Excel(エクセル)などのスプレッドシートで、特定の条件に基づいてセルの書式(色、フォント、塗りつぶしの色など)を自動的に変更する機能です。視覚的にデータを強調したり、特定のパターンや傾向をすばやく見つけたりするために役立ちます。
今回は、そんな条件付き書式を画像付きで説明させていただきます。
このマウスパッドちょっとお高めだけど、さわり心地が最高です!
条件付き書式でできること。
条件付き書式でできる事をまとめます。
条件付き書式は、ホームタブの『条件付き書式』で使用することができます。
条件付き書式は、選択したセルの範囲に適応される書式です。
適応させたいセルを選択してから設定するようにしましょう。
数値の範囲に応じた色分け
例えば、成績表などの点数を70点以上なら緑色に、50点以下なら赤色にするなどです。
1.条件付き書式の「新しいルール」を選択する
2.「指定の値を含むセルだけを書式設定」を選択し、
3.「セルの値」・「次の値以上」・「70」と入力し、
4.「書式」を押して希望の書式を設定し「OK」
同様に、50以下も設定した表がこちら。
特定の値に基づく強調
データが「0」や特定の値になっている場合などに使用します。
1.条件付き書式の「指定の値に等しい」を選択する
2.「値」と「書式」を選択する
データの上位・下位に基づく強調
数値データの、上位・下位の何割かを選択し強調表示する場合に使用します。
1.条件付き書式の「上位/下位ルール」を選択し、希望の項目を選ぶ(数値は後で変更可)
2.「値」と「書式」を選択する
「年齢の上位30%を緑色に塗る」とした場合はこうなります。
データバー(セル内に表示される)
数値データに棒グラフのようなバーを表示し、値の大小を視覚的に示したい時に使用します。
1.条件付き書式の「データバー」を選択する
2.自分の好きな見た目を選択する
色のグラデーション(カラースケール)
小さい数値を青、大きい数値を赤で表すようにグラデーションを設定できます。
1.条件付き書式の「カラースケール」を選択する
2.自分の好きな見た目を選択する
テキストに基づく条件付き書式
「OK」や「NG」など、セルに入力されている文字を判別し書式を設定できます。
1.条件付き書式の「セルの強調表示ルール」内の、「文字列」を選択する
2.「文字列」と「書式」を選択する
愛知を強調した結果がこちらです。
重複データの強調表示
部品リストなどで、同じ名前が繰り返し入力されている場合に強調表示できます。
1.条件付き書式の「セルの強調表示ルール」内の、「重複する値」を選択する
2.「重複」と「書式」を選択する
重複するものは数値以外に文字列でも検索されます。
下記は重複する社員番号を赤色に塗っていますが、「一意の値(重複していない値)」を強調表示することも可能です。
特定の日付の強調
今日の日付や、特定の期限に近づいている項目を強調して表示できます。
1.条件付き書式の「セルの強調表示ルール」内の、「日付」を選択する
2.「希望の日付」と「書式」を選択する
今日、と選択すると当日の日付が協調表示されます。
カレンダーの中の日付はデータとしては「2024年10月8日」となっており、書式設定で日付のみ表示するようにしています。
ちなみに、このカレンダーも数式と書式設定、条件付き書式を用いて作成しています。条件付き書式は、「当月ではない日付を薄くする」ことに使用しています!
詳しくはコチラの記事を<<【Excel】年と月を入力するだけで、自動に生成されるカレンダーの作り方!(画像付きガイド) >>
カスタム条件式
複雑な条件を組み合わせて、カスタムすることもできます。例えば、特定の列が「〇」で、別の列が空欄のセルを強調することもできます。
先日投稿した、表をしましまにする方法も、条件式を入力することによりできます。
↓↓ 詳しくはこちらの記事をご覧ください!
まとめ
条件付き書式を使うと、データの整理や分析が効率的になります。視覚的なヒントを提供して、重要な情報をすばやく見つけるために有効です。